「悩むということは・・・」

昨日は「考える」と「悩む」の違いについてお話しました。 皆さんがもし「悩んで」いるとしたら、重要な前提条件を識った上で悩んで下さいね。 筆者のカウンセリングの実例から話しましょう。 仮にAさんとしましょうか。20代後半の女性。結婚問題で相談に来訪されました。 Aさんいわく・・・・

「3人の男性から求婚されている。自分も結婚願望は強い。しかしどうしてもこの3人の中の〇さん!とは決められず、時間だけが経過し、自分でも早く答えを出したいと焦っている」という相談でした。 カウンセラー 「Aさん、あなた今考えてます?それとも悩んでいます?」 Aさん 「もちろん、考えています。」 カウンセラー 「それでは何を考えているのか?その主旨を述べて下さい。」 Aさん 「例えば年収、容姿、学歴、あと親御様の件とか・・・」 カウンセラー 「はぁ。要するに条件闘争な訳ですか?」 Aさん 「そういうわけではありませんが、やはり年収とか気になりますし」 カウンセラー 「肝心な好き嫌いとか、愛しているかいないか?が出てきませんよね?」 Aさん 「もちろんあります。ただ飛び抜けて誰が好き!とは・・・言えないんです」 カウンセラー 「好き嫌いって、考えて正解が得られるものですか?」 Aさん 「・・・すいません。多分悩んでいます。」 ここでやっと悩んでいる自分に気付いてくれました。 その後3人について色々な話を聴きました。筆者が習ったカール・ロジャーズが提唱する「積極的傾聴」、「来談者中心療法」なら「はいここでお時間です。それではまた次回に・・・」で面談を終了するのですが、どうも年齢とともに気が短くなってくる(笑)。

言わなきゃいーのに?と思いつつ、ついつい余計な一言を。 「私はカウンセラーですので、〇〇さんなら幸福になれますが、▲▲さんでは不幸になります!などとは言えません。それは占い師の仕事ですから。」 「ただ、次回の面談までにこれだけは自覚してくださいね。あなたが悩んでいるその時点で「満点と0点は居ない!」のですよ。もし満点の方がいれば迷うことも考えることも無し。0点ならそもそも候補者にあげないでしょう?」

ここまで言ってAさんは「はっと気付いた」様子でした。 結論から言えばAさんは3人とも選びませんでした。この3人とは誰とも結婚しないという結論に達したようです。 文字通り「解いて消し去った」のですなぁ。 何だか師匠に叱られそうなカウンセリングだなぁ・・・。