「人は変われるか?」
弊社の「Mental Fitness」のようなツールを長年ご利用頂いていると、この被験者は「○○な人」と断定してしまいがちです。
依頼者もそのように思ってしまう。
でも本当にそうでしょうか???
これは長い人生の一瞬を切り取った断面図にしか過ぎないと思うのです。
「今日はこういう結果だったが明日は変わっているかもしれない!」という期待と畏怖の念も必要だと思うのです。
ただし漠然と「人は変わる」では変われませんよ(笑)。
「変わりたい!変わらないと!」と思うことも大切です。
そりゃぁ時には無理矢理変わらざるを得ない人生の岐路に立つこともあるでしょう。
でも基本は「自力」ですね。
「変わる」ちからとは「自己点検」するちからです。
「変わる」ちからを「ただ流される」と同じに考えるのは甘い罠なんですなぁ。
この自己点検がつらい作業なんですね。
本当の自己に向き合う。
おぞましい・・・怖い・・・見たくない・・・。
自分から逃げ出したくなりませんか?
筆者は何度も「大脱走」を試みましたが駄目でした(笑)。
結局は自分からは逃げられないんです。
そのうちコツが解ってきますよ。
まずは都合の悪い自己は見なかったことにする。 これ、卑怯ですか? いや、方便なんです。
良い自分を見いだし、それに磨きをかけてみる。
優先席ではないが、お年寄りに席を譲った自分。
バスを降りるとき、ふて腐れた運転手に「ありがとう!」と言えた自分。
視覚障害者に「どうぞ肩につかまってください」と言えた自分。
衝動買いを思いとどまった自分。
何でも良いんです。
素晴らしいじゃないですか???
こころは整理整頓すると軽くなったり重くなったりするんですね。
まぁ、だまされたと思って実行してみてください。
昨日の自分に腐ってないで、まずは小さなことから。