「気分のツリー型整理法(3)」
さて最大の悩み-50点の「課長Kの存在自体が許せない」。
これも同じ手法で分析してみましょう。
図をご覧ください。
何も解消していないって?はい、その通りです。
事実解消は出来なかったのです。
しかし整理は出来ました。
「この問題は今の自分では解消できない」という引き出しを作り、その中に放り込んだんですね。
つまり「解消出来ない」という「解消策」をとったわけです。
これですっきりしたのか?いえ、全然すっきりしませんでしたよ。
ただ、「解消できない」という結論を出した以上、捏ねくり回すのを止め、放置することに決めたのです。
だって、解消出来ないんですから(笑)。
こうして我慢すること2年、ついにその日がやってきたのです。
課長Kは異動になりました。
元々親会社からの出向という身分でしたが、さらに顧客への二重出向となり、最後は「人事の墓場」に異動~退職。
小生は自分へのご褒美として辞表を提出。
「ワシの我慢勝ちだわい!今日で解放してやろう」という思いでした。
悩みは解消出来ないまま消え去り、自身は営業部に異動となりました・・・。
解消できない悩みは「整理」し「時間をかける」という戦略を識った瞬間でした。
