「老人性うつ病と認知症」
この境界線は医師でも診断が困難です。
高齢者が無気力だったり、鬱ぎこんでいたりすると周囲はすぐに認知症を疑います。
皆さんには聞き慣れないコトバかもしれませんが「老人性うつ病」を併発している場合もあります。
一般的には「連れ合いを亡くす」、「生きる目標が見えなくなる」、「病気の後遺症などで心身の自由が制限される」等々の要員により発病するのではないか?と考えられます。
筆者も20代の頃、辛いうつ病を経験しました。未来が膨大な時間に見えて自殺念慮が強烈だったことを覚えています。
ところが加齢とともに「もうすぐお迎えがくるのだから、何もこちらから出向く必要もないだろう?」と思えるようになりました。
しかしそれだけではないことも学びました。
老齢になると「充分に生ききった」、「早く連れ合いの元に行きたい」、「子供達に迷惑をかけたくない」などの理由により、同様に自殺念慮を持ってしまう高齢者もいるのです。
皆さんの中には高齢の親御様の介護に従事している方も少なくないと思います。
全てを認知症と決めつけずに、「老人性うつ病」かもしれない?という視点も持って頂ければ幸いです。