「薬物処方との付き合い方」
精神疾患への偏見の中核に「薬物への偏見」があることは充分に考えられます。
食べ過ぎや飲み過ぎでは胃薬を飲み、頭痛なら頭痛薬を飲むのに、精神疾患で薬物を飲むことはおかしい!これは明らかに矛盾した偏見です。
筆者は必要なときに適量を服薬することは当然であり、何ら異常なことではないと考えています。
ただし、全ての薬物が患者にとって有効だという保証はありません。
ネットがこれだけ普及している時代です。
自衛手段として、副作用は何か?同時に服用してはいけない薬物は何か?程度は最低限調べておきたい点です。
もし効果が自覚出来ない場合や、明らかに症状が悪化したようなケースでは、勝手に服薬を中止せず、きちんとDrと話し合ってください。
中には患者の申し出など一切聴く耳持たずのDrも居ますが・・・。
不幸にもそのようなDrであれば転院をお勧めします。
医者は絶対ではありません。患者が選択する時代です。
従うべきは従い、調べるべきはきちんと調べ、その上で主治医を決める。
これが正常な手順かと思います。